任天堂は1日、2021年3月期連結純利益予想を4000億円(従来3000億円)に上方修正した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり需要を追い風に、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」や人気ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」などの販売が伸びており、09年3月期(2790億円)以来、12年ぶりの最高益更新を見込む。上方修正は昨年11月に続き2度目。
 発売4年目のスイッチは据え置き型、携帯型双方で楽しめるゲーム機で、20年4~12月期の世界販売は既に2410万台に達した。専用ソフトの需要も堅調で、日米欧などで昨年3月に発売した「あつ森」の売上本数は1941万本、累計で3118万本に上った。
 あつ森に加え、人気ゲームの歴代作品を集めた「スーパーマリオ 3Dコレクション」などのヒットに恵まれ、21年3月期の世界販売目標はスイッチを2650万台(従来2400万台)、ソフトは2億500万本(同1億7000万本)に1~2割引き上げた。古川俊太郎社長はオンライン記者会見で「スイッチシリーズの販売は年明け以降も勢いがある」と強調した。
 1日発表した20年4~12月期連結決算は売上高が前年同期比37.3%増の1兆4044億円。本業のもうけを示す営業利益は98.2%増の5211億円、純利益が91.8%増の3766億円と第3四半期として過去最高だった。 (C)時事通信社