米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省が12日に専門部会を開き、承認の可否を判断することを軸に調整していることが2日、関係者への取材で分かった。専門部会は承認を了承し、厚労省が審査を簡略化できる特例承認を実施する見通し。承認されれば、医療従事者への先行接種を今月中旬から始めたい考えだ。
 ファイザーは昨年12月、厚労省に薬事承認を申請。同社は年内に約7200万人分を日本に供給することで契約を締結しており、1月末には日本で実施した160人分の臨床試験(治験)データを追加提出した。
 厚労省は海外の治験データと合わせ、ワクチンの有効性や安全性を審査している。12日に専門家を交えた部会を非公開で開き、承認の可否を判断してもらう。
 ワクチン接種は無料で、対象年齢は16歳以上になる見通し。政府は医療従事者の後、高齢者への接種を4月から進める考えだ。その後、基礎疾患のある人らに接種され、一般国民が続く。 (C)時事通信社