政府は3日、新型コロナウイルスのワクチン接種状況を管理するために新たに構築するシステムの概要について、関係自治体に文書で通知した。「国は誰が接種した、しないなどの個人の接種情報を取り扱うことはない」と明記。政府の役割はシステムを提供し、接種状況に関する統計データを把握することにあると説明した。
 新システムは、市区町村が接種履歴を迅速に確認するため、全国民に割り当てられたマイナンバーを活用する。国による個人情報の一元管理は情報流出や目的外使用につながりかねないとの懸念もあるため、文書はデータ管理について自治体側で行うと強調。「プライバシーの問題に十分配慮し、検討を進める」と理解を求めた。
 文書によると、新システムは市区町村が接種情報を原則として毎日更新することを想定。各自治体が導入する接種予約システムとの接続を検討している。一方で厚生労働省が準備中の「ワクチン接種円滑化システム」(V―SYS)とは連結しない方針を示した。 (C)時事通信社