三菱商事=2020年4~12月期連結決算(国際会計基準)は減収減益だった。新型コロナウイルスの感染拡大により、金属資源や天然ガス、自動車を中心に各事業が幅広く影響を受け、純利益は前年同期比54%減だった。 
 金属資源は、オーストラリアでの原料炭事業が市況下落の影響を大きく受けたほか、天然ガスも液化天然ガス(LNG)関連事業の持ち分利益が減った。自動車は持ち分法対象の三菱自動車の減損損失の取り込みが響いた。一方で、食品産業は食肉加工部門が堅調で、増益を確保した。
 増一行常務は電話会見で、「一過性の損失や利益を除いて比較すると、全部門で第2四半期より第3四半期が改善している」と説明。自動車関連事業の復調や、中部電力と共同買収したオランダ電力大手エネコの収益貢献を挙げ、「コロナの影響からは着実に回復している」と説明した。
 21年3月期業績予想に変更はない。第3四半期までの進捗(しんちょく)は順調だが、第4四半期に三菱自の構造改革費用を計上する予定もあるため、据え置いた。(C)時事通信社