厚生労働省が3日公表した2020年上半期の雇用動向調査によると、就職や転職などで新たに仕事に就いた人が労働者全体に占める割合を示す「入職率」は8.5%となり、前年同期と比べ1.2ポイント低下した。上半期としては、比較可能な04年以降で最大の低下幅。新型コロナウイルスの影響で企業が採用を絞り込んだ影響が表れた。
 業種別では、旅行などの生活関連サービス・娯楽が6.5ポイント低下、宿泊・飲食サービスが4.2ポイント低下と、落ち込みが大きかった
 男女別で見ると、男性が0.5ポイント低下の7.5%にとどまる一方、女性は2.0ポイント低下の9.7%。就業形態別では、短時間労働のパートタイム労働者が3.1ポイント低下し、一般労働者(0.4ポイント低下)の低下幅を上回った。
 一方、退職・解雇者の割合を示す「離職率」は、転職環境の悪化に伴う退職者の減少で0.6ポイント低下の8.5%。入職率から離職率を差し引いた「入職超過率」は、上半期として8年連続プラスだったが、0.0ポイントに落ち込んだ。 (C)時事通信社