厚生労働省は3日、新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性を通知するスマートフォン向けアプリ「COCOA(ココア)」のアンドロイド版について、昨年9月下旬から接触があっても通知を出さない状態だったと発表した。アプリ改修時の不具合が原因で、2月中旬の改善を目指す。iPhone(アイフォーン)用に不具合はないとしている。
 田村憲久厚労相は3日夕、取材に応じ、「事実上機能していなかった。信頼を損ねる状況で本当に申し訳ない」と頭を下げた。
 同省によると、感染者と接触があったかは、スマホの基本ソフト(OS)から送られるデータを基に判定するが、アプリが正しく処理せず、通知が出なくなった。
 こうした状態は昨年9月28日の改修以降続いていたが、当時は実機を使った試験環境がなく、不具合に気付けなかった。1月下旬に開発業者から報告があり、発覚した。 (C)時事通信社