【北京時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は3日、世界保健機関(WHO)主導で新型コロナウイルスのワクチンを発展途上国向けに共同調達する国際的枠組み「COVAX」に対し、中国が1000万回分のワクチンを提供すると発表した。
 汪氏は記者会見で「WHOの要請を受けて決めた。主に途上国の需要に応える」と説明した。中国は昨年末に国有製薬大手・中国医薬集団(シノファーム)のワクチンを承認したほか、国内で数種類の緊急使用を認めている。一方、WHOは現時点で中国製ワクチンを承認していない。
 中国はCOVAXとは別に独自の「ワクチン外交」を展開。外務省によると、臨床試験(治験)を受け入れたブラジルやトルコなどに加え、パキスタンなど14カ国・地域にもワクチンを提供、さらに38カ国に支援を行う方針を示している。 (C)時事通信社