【ロンドン時事】今夏に開幕する東京五輪・パラリンピックに向け、大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)は3日、新型コロナウイルス感染予防策の指針を定めた「プレーブック」の初版を発表した。昨年12月に日本政府などが大会における感染症対策をまとめた中間整理を踏襲する内容で、入国前の検温やウイルス検査、入国後の行動規定や定期検査、アプリの活用、感染した場合の自主隔離などの基本項目が盛り込まれた。
 今回のプレーブックは各国際競技団体(IF)向けで、選手への応援は拍手とし、歌は禁止。他会場での観戦や観光地、飲食店、ジム施設などへの出入りも禁止する。IOCの方針と同様にワクチン接種は義務付けないが、選手を含めて入国前の接種を推奨した。
 さらに、「規則に従わなかった場合や重大な違反が繰り返された場合、資格が取り消され、大会に参加する権利が失われる可能性がある」と記された。IOCのデュビ五輪統括部長は、「どのように開催するかについて世の中に疑問が出ているが、開催には自信がある。日本に何のリスクも与えないようにするのがわれわれの責任の一つ」と語った。 
 選手や各チームの役員、報道陣向けは9日までに順次公開される。プレーブックは世界保健機関(WHO)や専門家などの助言を受けて作成され、今後の感染状況や関係者との協議を踏まえて4月と6月に更新する予定。(C)時事通信社