【ニューヨーク時事】米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は4日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請したと発表した。既に実用化されている米ファイザー、米モデルナのワクチンはいずれも2回の接種が必要だが、J&J製は1回で済む上、保管もしやすく、普及が進むと期待されている。
 米メディアによると、J&Jは3月初めまでにワクチンの供給を開始できる可能性がある。今年前半に米国で1億回分を供給する見通し。
 同社は1月29日、最終段階の臨床試験(治験)で中程度から重症の新型コロナ感染症に対する予防効果が66%と発表した。重症例に限れば、予防効果は85%に達したほか、変異したウイルスにも効果を発揮したとされる。
 ファイザーのワクチンは零下70度前後での保存が必要だが、J&J製は零下20度で2年間安定状態を保つことが可能。少なくとも3カ月間は2~8度で保存できるという。 (C)時事通信社