【北京時事】中国の新疆ウイグル自治区で、女性の卵管や男性の輸精管を縛る不妊手術が急増していることが、中国政府の公式統計で明らかになった。2016年に「一人っ子政策」が廃止され全国の手術件数が減少する中、伸びは突出しており、米国が「ジェノサイド(集団虐殺)」と認定したウイグル族ら少数民族に対する中国当局の迫害の一端を示している可能性がある。
 中国衛生健康統計年鑑によると、同自治区で行われた卵管を縛る手術は、14年から18年の間に3139件から5万9499件と19倍に増えた。輸精管を縛る手術も75件から941件と12倍増。最も件数の多い子宮内避妊器具(IUD)の装着は約20万件から約33万件に増えた。
 18年の同自治区の人口は2486万人(うちウイグル族は1271万人)。中国の人口に占める割合は2%弱だが、卵管手術件数は全国の15%、IUD装着は9%を占めた。 (C)時事通信社