【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)は10日、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、65歳以上の高齢者も含め使用可能と推奨する見解を示した。ワクチンの効果について混乱が広がっていたが、広範な使用を後押しした形だ。日本でも製造・販売の申請が出されたばかり。
 同ワクチンをめぐっては、ドイツやフランスなど一部の国が、データ不足を理由に高齢者への接種は「非推奨」と決定。南アフリカも、同国の変異ウイルスへの働きは限定的と警告する暫定研究結果をもとに接種を保留した。
 今回の見解を示したのは、ワクチンの使用方法などを提言するWHOの専門家委員会。データが不足してはいるものの、ワクチンの仕組みなどから「高齢者にも効果がある公算が大きい」と結論付けている。 (C)時事通信社