【ワシントン時事】米疾病対策センター(CDC)は10日、新型コロナウイルスの感染防止策として、マスク2枚を重ねて着用することは効果があるとする実験結果を公表した。1枚のマスクでも顔にフィットするよう着け方を工夫すれば、ウイルスを防ぐ効果が高まるという。
 CDCは1月、マスクの枚数や着用の仕方によって、せきをした場合に空気中の粒子の動きがどう変化するか実験した。その結果、遮断できる粒子の割合は外科手術用マスク1枚で42%、布製マスク1枚で44.3%だったのに対し、外科手術用マスクの外側に布製マスクを重ねれば92.5%に上昇した。
 マスク1枚での着用の仕方については、CDCは「マスクの端、とりわけ左右両端から空気が漏れる可能性がある」と指摘。耳に掛ける左右のひもに結び目を作って隙間がないように着用すれば、ウイルス遮断の効果が上昇すると紹介した。
 せきをする人と近くにいる人の双方が、二重マスクないしひもを短くしたマスクを着用した場合、95%超の粒子を遮断できるという。CDCは実験結果に合わせて公開した国民向けガイドラインで、マスクの鼻に掛かる部分に装着する金属製の留め具や、マスク全体がずれないよう固定する器具「ブレース」の使用も推奨した。
 バイデン大統領は国民に「(先月20日の)就任から100日間、マスクを着用する」よう提唱。連邦職員や連邦施設来訪者、州境を越える公共交通機関利用者らのマスク着用も義務化している。 (C)時事通信社