【ワシントン時事】バイデン米大統領は11日、首都ワシントン郊外の国立衛生研究所(NIH)で新型コロナウイルス対応について演説し、医薬品大手ファイザーとバイオ医薬品企業モデルナから各1億回分のワクチンを新たに購入する契約に、同日署名したと発表した。バイデン氏は先月、両社からワクチンを追加購入すると表明している。
 バイデン氏は演説で、購入契約済みのワクチン1億回分についても、配送を5月末に1カ月前倒しすることで両社と合意したと説明。すでに配送された分や追加購入分と合わせ、「7月末までに、米国民(の大半に当たる)3億人に供給する道筋がついた」と強調した。
 バイデン氏は一方、先月20日の政権発足時点でのワクチン配布計画が「想定と比べ、ひどいありさまだった」と指摘。「(製薬企業の)科学者が記録的な短期間でワクチンを開発するという仕事を成し遂げた一方、私の前任者は数億人の国民への接種を準備する仕事をしなかった」と述べ、トランプ前大統領の取り組みを厳しく批判した。 (C)時事通信社