【北京時事】中国で12日、新年を祝う伝統的な春節(旧正月)を迎えた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を警戒し、帰省や旅行を自粛する動きが広がり、ふるさとに帰らず北京に残った多くの市民の姿が繁華街で見られた。対照的に北京の公園ではコロナ対策で恒例の縁日が中止となり、閑散としていた。
 春節の連休期間は11~17日。北京中心部の朝陽公園は例年、春節で朝から大勢の市民が詰めかけにぎわうが、縁日の出店や催し物のない今年は活気がなかった。12日午前は大気汚染もひどく人出はまばら。40代の女性は「今年の春節は寂しいけど、ウイルスのせいだから仕方ない」と話していた。
 毎年、中国では故郷を離れて暮らす人々が春節の休暇で一斉に帰省する。今年は政府が「今居る場所での年越し」を国民に呼び掛け、各地で帰省する人にPCR検査の陰性証明の提示が求められるなど、警戒態勢が取られている。 (C)時事通信社