【ロンドン時事】世界貿易機関(WTO)は15日の一般理事会で、新たな事務局長にナイジェリア出身のヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏(66)を選出した。就任は3月1日付。初の女性で、アフリカ出身者としても初のトップとなる。自由貿易体制が曲がり角を迎える中、立て直しが急務となる。
 WTOは昨年8月末のアゼベド前事務局長の退任以降、トップ不在が続いていた。オコンジョイウェアラ氏は理事会後の記者会見で、「不確実で困難な時代にWTOを率いることは光栄だが、同時に身震いしている」と述べ、新型コロナウイルス対応を最優先課題に掲げた。「アフリカの人々や女性に本当に誇りを感じてもらえるよう、結果を出したい」とも語った。 (C)時事通信社