2020年分の所得税の確定申告受け付けが16日、全国の税務署や特設会場で始まった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、国税庁は期限を4月15日までに延長するほか、電子申告の利用を呼び掛けている。
 確定申告は、自営業者や年収が2000万円を超える会社員、給与以外に20万円超の所得があった人などが対象。
 例年400万人前後が税務署などを訪れるが、会場の混雑を避けるため、今年からは入場時間を指定した整理券を配布する。整理券は当日に会場で配られるほか、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて事前に入手できる。
 自宅などから、スマートフォンやパソコンで電子申告ができる。同庁の担当者は「会場に行かないのが究極の感染対策だ」として、積極的な利用を呼び掛けている。
 品川税務署(東京都港区)には16日午前、俳優の高橋英樹さん(77)夫妻が訪れ、タブレットでの申告書作成や自動会話プログラム「チャットボット」での問い合わせを体験した。実際の申告は自宅で済ませてきたといい、「初日に申告することで、また1年を気持ちよく過ごせる」と話した。 (C)時事通信社