岩谷産業は16日、新型コロナウイルスワクチンの輸送・保管に使える保冷箱を開発したと発表した。引き出し式で管理しやすいのが特徴。零下70度前後の超低温管理が必要な米製薬大手ファイザー製ワクチンなどに対応し、3月中旬から医療機関や自治体向けに販売する予定。
電源は不要で、ドライアイスなどの保冷剤を投入し、零下75度前後の環境を10日間程度保てる。保冷箱の横から保冷剤に触れずにワクチンを出し入れする仕組み。
想定価格は16万5000円前後。ファイザー製ワクチンの小瓶であれば一度に195本を収納し、持ち運びができる。 (C)時事通信社
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岩谷産業、ワクチン保冷箱開発=管理しやすい引き出し式

(2021/02/16 21:27)