リクルートキャリア(東京)の就職みらい研究所は16日、大学生・大学院生に対する企業の採用実績や見通しをまとめた「就職白書」の概要を公表した。2022年卒業の学生の採用予定数は、新型コロナウイルスの感染拡大が直撃した前年とほぼ同じ水準。選考基準を厳しくする企業も多く、「就職戦線」の逆風はしばらく続きそうだ。
 22年卒の採用予定数の平均は24.8人。採用人数を計画より減らした企業が多かった21年卒の24.7人とほぼ変わらなかった。ただ、オンライン形式で記者会見した増本全所長は「採用を絞る企業と拡大する企業のばらつきが例年より大きい」と説明した。
 選考基準の回答は、前年より「厳しくなる」の割合が16.1%となる一方、「緩くなる」は0.8%にとどまった。対面やウェブで行う面接の開始時期は3月と4月が多く、内定は3~6月を中心に分散した。
 採用手法の実施予定率は、自社社員からの紹介で選考する「リファラル採用」の上昇が目立つ。選考予定の対象者については「卒業後3年以内の既卒者」が急増した。
 調査は昨年12月4日から今年1月13日にかけ、従業員5人以上の4577社に郵送などで実施。うち1398社から回答を得た。 (C)時事通信社