古代五輪を開催したギリシャ都市国家は疫病を乗り越えた―。茂木敏充外相は17日の衆院予算委員会で、古代史を引き合いに日本も新型コロナウイルスを克服し、今夏の東京五輪・パラリンピックを成功させることへの決意をにじませた。
 茂木氏は「紀元前8世紀、古代ギリシャで大きな疫病がはやり、災害が起こる中で、聖地オリンピアの領有をめぐるポリス同士の争いをやめるところから古代オリンピックが始まった」と紹介。「第1回の古代オリンピックを開催した都市国家エリスはオリンピック後に疫病を乗り越えることができたと伝えられている」とも指摘した。
 東京五輪をめぐってはコロナ感染拡大に加え、組織委員会の森喜朗会長辞任による混乱の影響も懸念されている。茂木氏は現在の状況を古代ギリシャに重ね合わせ、「平和の祭典」実現への期待を示した形だ。 (C)時事通信社