自民党の白須賀貴樹衆院議員(45)=千葉13区=が新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言下の今月10日夜、東京都内の高級会員制ラウンジを訪れていたことが分かった。週刊文春(電子版)が17日報じた。これを受け、白須賀氏は離党届を提出、了承された。次期衆院選への出馬は見送る。
 与党内では今月に入り、深夜のクラブ通いが発覚した自民党議員3人が離党し、公明党議員が議員辞職している。国民に不要不急の外出自粛を呼び掛ける中、またも与党内の「自粛破り」が明るみに出た形だ。
 白須賀氏は2月10日の午後8時半すぎ、女性とともに、東京・麻布十番の会員制ラウンジに入店。午後10時ごろまで滞在した。緊急事態宣言を受け、自民党は午後8時以降の外出自粛を党内に呼び掛けており、菅義偉首相は2日の宣言延長時の記者会見で、先の3人の離党を受けて「あってはならないこと」と陳謝していた。
 白須賀氏は離党届提出後、党本部で記者団に「コロナで自粛している皆さまの気持ちを踏みにじり、心からおわび申し上げる」と謝罪。店長は知り合いといい、「『お店が厳しい。もうつぶれてしまう』と泣き付かれ、少しでも売り上げの足しになればと思ってしまった」と釈明した。
 白須賀氏と同じ自民党細田派の下村博文政調会長は記者会見で「言語道断。自民党にとってはダメージだ」と指摘。公明党の竹内譲政調会長は「政権に対する影響は大きい。もういいかげんにしてもらいたい」と語った。
 立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「自民党の監督責任が問われる。最初の3人よりも罪深い」と述べた。 (C)時事通信社