新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で交通量が減少した影響で、昨年の高速道路での交通事故死者が前年比49人減の114人となり、統計のある1979年以降最少だったことが18日、警察庁のまとめで分かった。
 同庁によると、緊急事態宣言が出されるなどした昨年4~6月の高速道路の交通量は前年同期比で3割程度減少した。事故の死者は5月が1人、6月は5人で前年より大幅に減った。
 一般道の交通量も減っており、高速道路を含めた交通事故は同18.9%減の30万9178件。減少割合は統計が残る66年以降で最大となった。
 交通事故の死者は全体で2839人、重傷者は2万7774人。死者の半数超を65歳以上の高齢者が占め、歩行中に横断歩道以外や、車両が通行する直前の横断などで事故に遭うケースが約4割あった。
 小学生以下の子どもの死者・重傷者は計861人。自転車関連の事故では計6829人で、ヘルメットを着用せずに自転車に乗った人が死亡する割合は、着用者の約3倍だった。 (C)時事通信社