医療器具メーカーのニプロは18日、米製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを1瓶当たり6回接種できる注射器を増産すると明らかにした。充填(じゅうてん)したワクチンが残りにくく、通常の注射器の1瓶5回より1回多く接種可能。ワクチンの確保が課題となる中、残って廃棄される分を減らし、接種回数を増やせるメリットがある。
 厚生労働省からの増産要請を踏まえ、ニプロは「ローデッドタイプ」と呼ばれる6回接種可能な注射器の生産能力を現在の月間約50万本から数百万本に引き上げる。同社は今月上旬、同省に十数万本を納入した。増産分を国内に供給できるのは9~10月ごろになる見込みだ。同社の広報担当者は「前倒しできるよう努力したい」と話す。 (C)時事通信社