福島県は18日、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、東京電力福島第1原発事故の避難者については、事前申請なしに避難先の市町村で受けられるようにすると発表した。4月にも始まる高齢者向けから適用される。県は「避難者がスムーズに接種できるようにしたい」としており、他の住民と同様、避難先で接種券(クーポン券)を受け取って接種できるよう配慮する。
 ワクチンは住民票のある市町村で接種するのが原則。住民票がない市町村で接種する場合、特別な届け出が必要となる。ただ、避難者の負担増につながることから、県と厚生労働省が対応を協議した結果、本来の住所地である市町村が避難者に代わってこの手続きを行うことで合意した。
 県はこうした取り扱いについて、各自治体に周知を呼び掛けている。 (C)時事通信社