【パリ時事】フランス自動車大手ルノーが19日発表した2020年の通期決算は、純損益が80億800万ユーロ(約1兆円)の赤字となった。赤字は2年連続で、新型コロナウイルスの世界的感染拡大により過去最悪となった。
 自動車需要が世界全体で落ち込んだほか、連合を組む日産自動車の業績不振も響いた。売上高は前年比21.7%減の434億7400万ユーロだった。
 デメオ最高経営責任者(CEO)は「上半期は新型コロナの影響を受けた」としながらも、固定費削減を進めた結果、「下半期は業績が大幅に回復した」と強調した。
 ルノーは今年、利益率を重視し25年までに世界の生産能力を2割削減する新たな経営戦略計画を発表。19日の声明では「戦略計画に基づき、23年までにグループの営業利益率について、3%を上回る水準に引き上げる」と説明した。 (C)時事通信社