【ニューヨーク時事】英国は18日、先進国から「低・中所得国や必要とする国」への新型コロナウイルスワクチンの寄付を促す国連安保理決議案を各理事国に配布した。AFP通信が伝えた。
 決議案は「連帯や公平さ、有効性が必要だと強調する」と明記。「とりわけ紛争地域のワクチン接種を可能とするため、広範かつ持続的な人道停戦に即時に取り組むよう紛争の全当事者に要求する」と訴えた。英国は、イエメンなどで1億6000万人以上が紛争や情勢不安によりワクチンを接種できない恐れがあると推定している。
 決議案はまた、ワクチンへの公平なアクセスを促進するため「国家や多国間のアプローチや、国際協力の強化」を求めた。
 国連安保理は昨年7月にコロナに対応すべく、紛争地での停戦を求める決議を採択したが、米中対立の激化で交渉に3カ月以上かかった。安保理が早期に結束できるかは予断を許さない。 (C)時事通信社