【ニューヨーク時事】新型コロナウイルスのワクチンを接種すれば一時金として100ドル(約1万500円)を支給します―。従業員のワクチン接種を促そうと、米企業の間で現金支給などの奨励策を採り入れる動きが広がりつつある。
 小売業などは顧客と接する機会が多いため、ワクチンを接種しやすい環境づくりを進め、現場で働く従業員と顧客の感染防止につなげるのが狙いだ。
 100ドルの一時金を導入したのは、米小売り大手クローガー。宗教や健康上の理由で接種できない従業員には、衛生・安全に関する教育コースを受講すれば同額を支給する。同業のターゲットは時給労働者に対し、ワクチン接種で最大4時間分の時給を支給。必要があれば、接種場所までの往復の交通費も負担する。
 一方、米ファストフード大手マクドナルドは「ワクチン接種はコロナ大流行への対策として不可欠」(同社幹部)として、米国の直営店の従業員らに4時間分の有給休暇を与える。
 ギャラップ社が今月公表した米国の世論調査結果によると、ワクチン接種に後ろ向きな人は低下傾向にあるものの、3割近くに上っている。 (C)時事通信社