【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)は24日、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、有効性や安全性に問題がないとする資料を公表した。既に接種が始まっている他社のワクチンは2回の投与が必要だが、同社のワクチンは1回で済むことから、接種の加速が期待されている。
 J&Jのワクチンは26日に開かれるFDAの諮問委員会で緊急使用許可の可否が審議され、早ければ月内に許可が下りる見通し。許可されれば、米ファイザー製、米モデルナ製に続く米国で3例目のコロナワクチンとなる。
 資料によれば、接種から14日後の時点で、中等症や重症を防ぐ効果は66.9%に上った。重症に限れば、予防効果は76.7%だった。
 臨床試験(治験)には約4万人が参加。南アフリカの治験での有効性は米国よりも低く、感染力が強いとされる南ア型の変異ウイルスへの効果がやや下がる可能性が示された。
 一部で接種部位の痛みや頭痛などの反応が表れたが、FDAは「特段の安全上の懸念は見つからない」と結論付けた。 (C)時事通信社