国公立大2次試験の前期日程が25日、全国で始まった。文部科学省によると、国立大80校、公立大81校で実施され、約19万8000人が受験した。多くの大学が新型コロナウイルスに感染するなどした受験生向けに追試験を設けた一方、一部は感染拡大を理由に2次試験を中止した。
 試験を実施する大学は、受験生にマスク着用を求め、体調不良者向けの別室を増設したり、飛沫(ひまつ)防止パネルを置いたりするなどの感染拡大防止策を講じた。1月の大学入学共通テストでマスク着用をめぐるトラブルが起きたことを受け、鼻まで確実に覆うよう指示する大学も出ている。
 文科省によると、コロナを理由に2次試験を行わないのは、国立大では横浜国大、宇都宮大、信州大の人文、経法両学部。公立大は、埼玉県立大と山陽小野田市立東京理科大で、いずれも共通テストの成績で合否判定する。
 このほか、旭川医科大と東京芸術大を除く国立大は、コロナに感染するなどした受験生向けに追試験を行ったり、共通テストの成績で判定したりする。公立大の多くも追試験などを設定した。
 駿台教育研究所進学情報事業部の石原賢一部長は「国公立大の人気は堅調だが、地元志向の強まりで、県外出身者の多い準難関大は志願者が減っている」と指摘。コロナによる地域経済悪化を受け、就職に有利な看護・医療系の公立大の人気が高まっているという。 (C)時事通信社