日本医師会の中川俊男会長は25日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大に伴い政府が発令している緊急事態宣言の先行解除について「国民に『もう大丈夫だ』と誤ったメッセージを発信する危険性がある。もろ手を挙げて賛成とは言えない」と述べ、慎重姿勢を重ねて示した。
 中川氏は全国的に感染者減少のスピードが鈍化していることなどを理由に挙げ、十分な抑え込みの必要性を訴えた。
 政府は、京都、大阪、兵庫の関西3府県などについて、今月末に先行解除する方向で調整している。中川氏は、3府県の各医師会長は解除に慎重と指摘。「感染が再拡大し、第4波の中でワクチン接種を幅広く行っていくことは困難。医療現場の大混乱を招くことになる」とも語った。 (C)時事通信社