【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は26日、新型コロナウイルスワクチンへの公平なアクセスが「パンデミック(世界的流行)収束に不可欠」と強調する英国作成の決議案を全会一致で採択した。紛争地での接種を可能とするための人道停戦を要求した。
 安保理は昨年7月にコロナ対応のための停戦を求める決議案を採択したが、米中両国の対立激化から交渉に3カ月以上かかった。今回は英国の決議案提案から約1週間で採択に至り、決議案への賛同を示す共同提案国には安保理の全理事国のほか、安保理以外の97カ国も加わり、世界の結束が示された形になった。
 決議案は「連帯や公平さ、有効性が必要だ」と強調し、低・中所得国へのワクチンの寄付を先進国に促した。また、紛争地域において公平で安全なワクチン接種を可能とするため、「広範かつ持続的な人道停戦に即時に取り組むよう紛争の全当事者に要求する」と訴えた。テロ掃討作戦は除外される。 (C)時事通信社