【ニューヨーク時事】国際航空運送協会(IATA)は、渡航者の新型コロナウイルス検査やワクチン接種の記録を管理できるスマートフォンアプリ「トラベルパス」の運用を3月末から始める。搭乗や入国の際に、感染の有無などを確認する手続きを簡単にすることで、低迷が続く航空機利用を後押しする。シンガポール航空やニュージーランド(NZ)航空などが一部路線を対象に導入するという。
 IATAのドジュニアック事務局長は「検査結果などを記録するための世界標準となる仕組みが必要だ」と強調。アプリの活用を求め、各国政府や航空会社と協議する考えを示した。
 アプリには、パスポート情報のほか、医療機関などが発行する新型コロナ検査結果やワクチン接種のデジタル証明書を登録。航空会社や渡航先の政府などが情報を共有する仕組みだ。ワクチンの接種状況などが渡航先の入国条件を満たしているかも、一目で分かるという。
 IATAによると、シンガポール航空が既に実証実験を開始している。エミレーツ航空やカタール航空、マレーシア航空なども試験的に導入。NZ航空は4月から、NZとオーストラリアを結ぶ路線で利用する計画だ。 (C)時事通信社