衆院予算委員会は1日午前、菅義偉首相と関係閣僚が出席して集中審議を行った。首相は総務、農林水産両省の幹部職員らが接待を受けていた問題について、「行政に対する国民の信頼を大きく損なう事態になったことは深く反省しなければならない」と表明した。信頼の回復に向け「襟を正して取り組みたい」とも語った。立憲民主党の枝野幸男代表への答弁。
 立憲の山井和則氏は、総務省の接待問題に関して「首相の子息が関係しているから(幹部職員らは)断れなかった」と追及した。首相は「因果関係は分からない」としつつも、「息子と総務省のことでは全く話していない」と反論した。
 首相は、新型コロナウイルス対策で首都圏4都県を対象に7日を期限に発令中の緊急事態宣言について「予定通り解除できるよう対策を徹底したい」と強調。「最後は私が判断する。常に覚悟を持って政治を行っている」と語った。
 2月末で解除した6府県に関しても「飲食店を中心とする対策を緩急をつけながら実施する」と述べた。自民党の牧原秀樹、立憲の辻元清美両氏への答弁。
 集中審議には参考人として、吉川貴盛元農林水産相への贈賄罪で在宅起訴された鶏卵大手関係者から接待を受けた枝元真徹農水事務次官が出席し、「国民に心からおわび申し上げる」と陳謝。鶏卵会社側から「具体的な政策の働き掛けはなかった」と述べた。山井氏への答弁。 (C)時事通信社