医療従事者への先行接種が進む新型コロナウイルスワクチン。1回目の接種を受けた20代女性が1日までに時事通信の取材に応じ、「(接種部位を)押すと少し痛い」という腕の違和感が、接種3日後までに軽減していく様子を語った。
 女性は東京都内の総合病院に勤務。「ワクチンを打った方が安心して過ごせそう」との思いもあり、2月22日午後に米ファイザー製ワクチンを接種した。「少しチクッとしただけ。これまで体験した注射と比べても痛くなかった」と振り返る。
 過去に予防接種を受けた際、呼吸がしにくくなる症状が出たことがあったため、慎重に経過観察することに。「あらかじめ担当医師と情報を共有していた。必要以上に怖がることはなかった」。体調に異変がないことを確認した後は夕方まで勤務し、その日は普段と変わらずに過ごした。
 ただ、8時間ほどたった同日午後10~11時ごろ、ワクチンを打った左上腕部に違和感を覚えた。腫れはないが触ると痛みがあり、「あざを指で押したような感覚」だったという。
 勤務先の病院からは、副反応の有無にかかわらず接種翌日は休むよう言われており、女性も23日は休暇を取った。腕の痛みは残っていたが気にならない程度で、接種時に渡された鎮痛薬も使わなかった。
 痛みは徐々に軽くなり、25日夜には感じなくなった。発熱やだるさなど目立った副反応も出なかったという。
 医療従事者への先行接種では、半数に当たる約2万人が国の調査に協力。接種部位の痛み、赤みや腫れの大きさ、鎮痛薬の使用の有無などを日誌に記入する。女性も調査対象で記録を続けるといい、「これからのワクチン接種に役立てばいい」と期待を寄せた。 (C)時事通信社