【ワシントン時事】バイデン米大統領は1日、メキシコのロペスオブラドール大統領とテレビ会談を行い、移民問題を協議するとともに、新型コロナウイルス対応で協力していくことを申し合わせた。バイデン氏の就任後、2国間のテレビ首脳会談は2月23日のトルドー・カナダ首相に次いで2人目。
 会談冒頭、バイデン氏は「米メキシコ両国が協力すれば、もっと強くなる」と述べ、トランプ前政権で移民問題などをめぐり、ぎくしゃくしがちだった両国関係を強化する必要性を訴えた。ロペスオブラドール氏は「わが国と米国は地理的につながっているだけでなく、経済、貿易、文化、歴史、そして友情でつながっている」と応じた。
 会談後の共同宣言で、両首脳は「安全で秩序だった移民政策」を進める方針で合意したと発表。移民の根源とされる中米諸国の貧困や治安問題などに取り組む必要があるという認識でも一致した。バイデン政権は、トランプ前政権が進めたメキシコ国境の壁建設を事実上凍結するなど、移民政策の転換を進めている。 (C)時事通信社