国立国際医療研究センターは2日、新型コロナウイルスに感染して回復した人の血液成分「血漿(けっしょう)」を、別の患者に投与する「回復者血漿療法」の臨床研究を始めたと発表した。細胞へのウイルス感染を抑える力が強い血漿を選んで使用する。
 研究は法に基づく特定臨床研究の形で2月24日に開始した。対象は60歳以上か持病がある軽症患者200人。うち100人は抗ウイルス薬など通常の治療のみ、別の100人は回復者血漿を投与し、ウイルス量や重症化率を比べる。
 国外で行われた回復者血漿の臨床研究では、効果の有無が分かれた。同センターは感染を防ぐ力が強い血漿のみを用いることで、効果を得られる可能性があるとみている。 (C)時事通信社