島根県奥出雲町は2日、今夏に予定される東京五輪に向けて目指してきたホッケー・インド代表チームの事前キャンプ誘致を断念すると発表した。国が示す感染防止対策に沿った受け入れ体制の整備には負担がかさみ、対応が困難なことや、町民との交流事業ができないことを理由としている。
 町は2017年、強豪国、インドのホストタウンとして登録。町内でもホッケーが盛んで、事前キャンプを受け入れ、町民と選手団とのホッケーを通じた交流なども検討していた。
 しかし、コロナ対策として、選手の移動や宿泊、練習などの体制整備にさらなる人員や費用負担が必要となった上、選手向けの医療提供体制確保が求められており、対応が難しいと判断した。
 勝田康則町長は「(国内で)ワクチン接種が始まったが、コロナの収束がいまだ見通せず、五輪開催が迫っても十分な受け入れ体制を整えることができない」としている。町は事前キャンプは断念するものの、同国との交流自体は今後も続けていきたい考えだ。 (C)時事通信社