政府が3日、新型コロナウイルス対策として1都3県に発令中の緊急事態宣言を2週間程度延長する方向となったことで、外食や百貨店業界からは諦めや困惑の声が上がった。解除を見越して進めていた営業再開・時間延長の準備がふいになった企業も少なくない。
 解除を想定し、休止していた店舗の営業再開に備えていた大手居酒屋チェーンは「(営業には)前もって準備が必要。8日までに再開するスケジュールで動いていたのに」(広報)と困惑を隠さない。別の外食大手は「延長でも解除でも、時短要請が緩和されるかどうかが重要だ」(同)と訴えた。
 一方、首都圏に旗艦店を構える大手百貨店からは「今回の宣言延長はある程度想定していた」(幹部)と冷静な受け止めも聞かれる。別の大手百貨店も「客足の回復には、営業時間延長よりもコロナ感染が収束に向かう方が重要だ」(広報)と指摘していた。 (C)時事通信社