昨年1年間に警察が検挙した配偶者などパートナーからの暴力(DV)事案は前年比383件減の8778件だったことが4日、警察庁のまとめで分かった。減少は初めて。同庁は新型コロナウイルスの感染拡大で、家族以外との接触機会が減ったことによる被害の潜在化が懸念されるとして、「情報の積極的な収集に努める」としている。
 DVの検挙件数は社会的な関心の高まりや、同居する恋人間の暴力も対象とするDV防止法改正(2014年施行)を背景に、刑法犯なども含めた統計のある03年以降、毎年増加していた。
 検挙のうち、傷害致死が1件、殺人未遂が110件。警察は事態が深刻化する前に積極的に事件化する方針で、暴行が5183件と最も多かった。 (C)時事通信社