日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国が、初の首脳会談を12日にもテレビ会議方式で実施する方向で調整していることが分かった。複数の日本政府関係者が4日、明らかにした。新型コロナウイルスのワクチン供給や気候変動問題などで協力を確認。海洋進出の動きを強める中国への対応をめぐっても意見を交わす見通しだ。
 日米豪印の枠組みは「クアッド」と呼ばれる。2019年以降、外相会談を3回開催。首脳会談の実現により、4カ国の連携を一段と深化させることを目指す。経済、軍事両面でインド太平洋地域への影響力を増す中国をけん制する狙いがあり、米バイデン政権も外交戦略上重視している。
 首脳会談では、「自由で開かれたインド太平洋」構想の下、海洋安全保障やサイバーセキュリティーなどの分野で連携強化を図る。
 4カ国外相は2月の電話会談で、中国の一方的な現状変更の試みに反対することで一致。テレビ会議方式の首脳会談を早期に行う方針を確認していた。 (C)時事通信社