【ロンドン時事】英金融管理庁(FCA)は5日、短期金利の国際指標「ロンドン銀行間取引金利(LIBOR=ライボー)」について、一部を除き、従来の方針通り12月末で廃止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、混乱回避のため延期を求める声が上がっていた。
 LIBORは住宅ローンからデリバティブ(金融派生商品)まで、さまざまな金融取引の参照指標として利用され、かつて「世界で最も重要な数字」(ロイター通信)と呼ばれた。
 しかし、2008年の世界的な金融危機以降に存在意義が薄れた上、欧米の主要金融機関がLIBORを不正操作していた問題が12年に発覚。これで信用に大きな傷が付いた。 (C)時事通信社