【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会の報道官は5日の記者会見で、イタリア政府が新型コロナウイルスワクチンの輸出をEUで初めて差し止めた問題をめぐり、「新たな(輸出承認の)拒否はまだ把握していない」と述べた。
 伊政府はEUが1月末に導入した輸出規制に基づき、オーストラリア向け約25万回分の英製薬大手アストラゼネカ製ワクチンの輸出承認を拒否。EUからコロナワクチンを輸入する日本にも懸念が広がっている。
 報道官は、EUでは規制導入から今月1日までに30カ国向けの計174件の輸出を承認したと説明。別の報道官は、日本など輸出先の国々は「EUからワクチン供給が続いているのを目にしている」と述べ、今回は例外的ケースだとの認識を強調した。 (C)時事通信社