米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン接種で、鳥取県立厚生病院(同県倉吉市)は9日、国が確保した注射器内から空気を押し出す際の工夫により、現在国が想定している1瓶5回よりも多い6回の接種が可能になると発表した。
 同病院によると、ワクチン接種の際は、瓶から注射器に規定量よりも多めに吸い込み、瓶から針を引き抜いた後、注射器内に入り込んだ空気を押し出す。この作業時に、空気と一緒にワクチンもこぼれ、ロスが生じる。
 そこで同病院では、注射器でワクチンを吸い込んだ後、瓶から針を抜かず、瓶の中で空気を抜く方法を試行。これにより、通常こぼれるワクチンが瓶中に戻り、ロスが減った。
 同病院では8日から医療従事者向けの接種を始め、おおよそ11瓶のうち10瓶で6回分のワクチンが確保できることが分かったという。
 同病院の福井昭裕副看護師長は「できる限りのことを考えて試したらできた」と話し、慣れた看護師であれば、同じことができるとの見方を示した。 (C)時事通信社