【北京時事】中国で出入国者が新型コロナウイルスワクチンを接種したかどうかを確認できるアプリの運用が8日始まった。まずは中国国民が対象で、中国外務省は各国に相互認証を呼び掛けている。ニューノーマル(新常態)下での人の移動再開をにらみ、一足早く国際標準化を目指す思惑もありそうだ。
 「防疫健康コード国際版」は、ネットサービス大手、騰訊(テンセント)の対話アプリ「微信」を通じて利用。ワクチン接種記録のほか、PCR検査と抗体検査の結果も、QRコードを読み取って確認できる。外務省は「QRコード読み取りに必要な電子キーなどを各国に提供する」と利用拡大を促している。
 中国政府は新型コロナの感染拡大以降、スマートフォンの位置情報などから感染リスクを判定する「健康コード」を普及させてきた。習近平国家主席は昨年11月の20カ国・地域(G20)首脳会議で、同コードの相互認証を提案。王毅外相は今月7日の記者会見で「習主席の提案を具体化し、中国版の『国際旅行健康証明書』を発行する」と予告していた。 (C)時事通信社