【パリ時事】フランスの保健当局は9日、パリ首都圏にある病院の集中治療室が新型コロナウイルス患者により、ほぼ飽和状態だと警告した。AFP通信が報じた。病院は緊急でない手術を延期し、病床の確保を急いでいるという。
 保健当局によると、新型コロナ患者のために用意された首都圏の集中治療病床1050床のうち、1018床が埋まっている。
 パリ北郊の病院に勤務する集中治療医はAFPに対し「ロックダウン(都市封鎖)が必要だとは言わないが、現在の戦略を見直す必要がある」とし、政府が対策を講じるよう訴えた。
 フランスでは全土で午後6時以降の外出が禁止されているほか、一部地域では週末に日中の外出制限が実施されている。保健当局幹部は9日、仏ラジオに出演し、首都圏でのロックダウンについて「現在検討していない。病院が持ちこたえられなくなったと判断した場合の最後の手段だ」と述べた。 (C)時事通信社