【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のライス報道官は11日の記者会見で、新型コロナウイルス危機を受けた米国の追加経済対策は「世界の成長に大きな波及効果をもたらす」と述べ、4月に公表する世界経済見通しを上方修正する可能性を示唆した。一方で、金利急上昇などの市場変化が経済に悪影響を及ぼすリスクを警告した。
 報道官は、1兆9000億ドル(約200兆円)規模の追加対策により「米国内総生産(GDP)が今後3年で5~6%押し上げられると分析している」と説明。米国の輸入拡大を通じ「大半の国は利益を被り、世界景気の回復が後押しされる」と評価した。
 IMFは1月の世界経済見通しで、2021年の世界全体の成長率を5.5%と予測した。4月の改定では、記録が残る1980年以降で最大の伸びに引き上げられる可能性がある。 (C)時事通信社