新型コロナウイルスワクチンの接種と副反応の関連を調べる厚生労働省の厚生科学審議会専門部会が12日、開かれた。強いアレルギー症状アナフィラキシーの報告が欧米より多いことについて、同部会が報告のあった17例を精査した結果、該当したのは7例だったとして「単純な比較は難しい」との見解をまとめた。
 部会では、ファイザー製ワクチンの安全性に重大な懸念は認められないとして、接種を続けることも確認した。
 厚労省によると、接種100万回当たりの報告頻度は米国5回、英国18回に対し、日本は204回。ただ、国際的な基準ではアナフィラキシーに該当しない例が含まれる可能性があるとの指摘があり、9日までに報告された17例を精査した結果、該当は7例だった。
 部会は、接種後に死亡した60代女性について、死因はくも膜下出血と推定されており、現時点では接種との因果関係を「評価できない」とした。
 このほか、先行接種を受けた医療従事者約2万人の健康日誌の分析結果も示された。接種部位の痛みは92.4%あったほか、頭痛21.3%、37.5度以上の発熱が3.3%だった。アナフィラキシーの報告はなかった。 (C)時事通信社