新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下で、会場を大阪市から東京・両国国技館に変更した春場所。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は恒例の協会あいさつで「より安心、安全な大相撲観戦を目指し、さらに厳密な感染防止策を講じています」と述べた。
 初日の館内はにぎわい、空席も目立たなかった。午後1時の開場後まもなく、子ども連れの客も次々と入場。座席では食事ができないが、飲食スペースで新たにカレーやちゃんこを販売した。感染拡大防止に協力的なファンの気持ちに、少しでも報いたいという協会の思いがある。
 白鵬が復帰し、昨年7月場所以来となる横綱土俵入りが披露された。「本場所で一番大事なこと。お客さんに見せられて本当によかった」と八角理事長。十両以上ではコロナ関連で休場した力士はおらず、土俵にも活気があった。 (C)時事通信社