パナソニックは15日、2021年春闘で月1000円の賃金水準改善を実施する方針を固めた。基本給を底上げするベースアップ(ベア)に、賃金に性格が近い項目を加えて1000円とする。昨年の春闘では、ベアと確定拠出年金の拠出額引き上げで計1000円の改善を実施しており、今春闘でも組み合わせ型の対応を検討している。
 同社の21年3月期の連結純利益は、前期比33.5%減の1500億円となる見込み。新型コロナウイルスの影響で業績が落ち込む中、経営側はベア分を抑制しつつ、従業員の士気に配慮する。
 電機メーカーの労働組合でつくる電機連合は15日、ストライキを回避するための統一回答基準を「1000円以上」に決定。電機連合は妥結額の中に「人への投資」として賃金に性格が近い項目を組み入れることも容認している。 (C)時事通信社