菅義偉首相は16日、政権発足から半年を迎えたことを受け、新型コロナウイルスの感染収束を見据え、「日本が経済的にも活力を取り戻し成長するよう、デジタル、グリーン、地方活性化に取り組む」とした上で、「働く内閣として一つ一つ結果を出していく思いで頑張っていきたい」と決意を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 首相は、政府の新型コロナ対応に触れ、「感染拡大を食い止め、安心できる日常を一日も早く取り戻すことができるように、最優先で取り組んできた」と強調。携帯電話料金の引き下げや不妊治療の助成拡充などを挙げ、「約束した政策を国民にスピード感を持って届けることができた」と成果をアピールした。
 10月の衆院議員の任期満了までに行われる衆院解散・総選挙については「秋までの任期だから、情勢をうまく見て考えたい」と述べた。
 閣僚や与野党からは発言が相次いだ。河野太郎規制改革担当相は記者会見で「菅カラーが評価されている。掲げた政策を実現できるよう頑張っていきたい」と強調。平井卓也デジタル改革担当相は会見で「スピード感は緩められない」と述べ、デジタル化実現に意欲を示した。
 公明党の山口那津男代表は会見で、総務省接待問題について「信頼を回復できるような手だてを講じていくことが大事だ」と指摘。立憲民主党の辻元清美副代表は記者団に「成果よりも安倍政権と同じような身内びいき、官僚の問題が出てきている」と述べ、政権の体質を厳しくチェックしていく考えを示した。 (C)時事通信社