順天堂大などは19日、新型コロナウイルス感染時に表れる嗅覚障害の有無を確認する自己点検用簡易キットを開発したと発表した。発熱などの症状がない段階での感染に気付きやすくするのが狙いで、開発した同大の池田勝久主任教授は「検温と同じように毎日チェックすることで、感染の早期発見につながる」と話している。
 新型コロナに感染した場合、鼻の穴の粘膜が腫れてふさがり、臭いを感じなくなることがある。こうした嗅覚障害は発熱やせきなどの症状よりも早く表れるケースが多い。
 簡易キットはミニボトル型で、開封後3カ月間利用できる。臭いは青リンゴとカラメルの2種類で、いずれもわさびを食べたときのようなツンとした感覚を生じさせず、嗅覚のみを刺激する。嗅覚の老化に合わせ、それぞれ若年者用と50歳以上用を用意した。
 キットは共同開発した製薬会社「第一薬品産業」(東京)のホームページから購入できる。 (C)時事通信社